伝統的工芸品
第15回富山県伝統工芸士展終了のお知らせ
伝統的工芸品
第15回富山県伝統工芸士展は、昨日盛況のうちに終了を迎えました。
連日200名を超える皆さまにお運びいただき、会員、事務局一同感謝しております。
この場をお借りして、御礼申し上げます。
ありがとうございました。
場内のレポートなどは、また後日掲載していきます
富山県伝統工芸士展、開催中です♪
伝統的工芸品
×乾く ○固まる
高岡漆器
今日は、地場産業センター徒歩3分に工房を構えておられる
伝統工芸士の武蔵川義則さんの工房におじゃまして来ました。
武蔵川先生は、「螺鈿絵」とでも言うような、絵画的な螺鈿装飾を
特徴とされています。
螺鈿用の貝を型抜きしたり(たくさん使うものは、金属で型を作るそうです)
タガネで押し切ったり、幾何学的な線は定規を当てて針で切ったり、
完全に専用の図柄になるものは下図を描いて針で切ったり、
そうした貝パーツがたくさん、それも分かりやすくストックしてあって
とてもびっくりでした。
そのほか、工房の中には、乾燥中の雛人形の飾り段、お盆、ペンダントトップ
それからアコースティックギター等々がたくさん。
しかしこの、乾燥というのがちょっとクセモノ。
高岡駅の風鈴
高岡銅器
青の作り方。
伝統的工芸品
色彩心理学の実験では、青い色は赤い色よりも、体感温度として3度低く感じるのだとか……
青っていいですね
ちなみにガラスの青い色は、主成分に酸化コバルトや酸化銅を
混ぜることで発色させます。
陶器の色は釉薬で決まりますが、ガラス質なので理屈は同じ。
漆器の場合は透明の漆に顔料(天然だと瑠璃や岩群青ですね)を混ぜます。
布は染料成分を繊維に浸透させます。天然では藍やクサギが青い色。
これらは材料に何がしか発色性分を取り込んでいくものですが
銅器の場合はちょっとユニーク。
塩化アンモニウムの蒸気や液体で表面を軽く腐食させ、
緑青の膜を作ることで青い色を付けます。
一口に青と言っても、いろいろな作り方がありますね。
今日は井波へ
井波彫刻