庄川挽物木地コーナー【第15回富山県伝統工芸士展終了】

伝統的工芸品

高岡漆器井波彫刻に続き、次は庄川挽物木地コーナーをご紹介します。
展:挽物5

小学校さんからのお申し込みに応じた体験授業はあるものの、
一般の体験機会は「庄川木工まつり」とこの「富山県伝統工芸士展」しかないという
超レア体験だけあって、挽物コーナーは連日大人気。
ろくろで木の筒を削り、ペン立てや一輪挿にできるのです。


「ろくろ(轆轤)」というと、たいていの人は、陶芸のろくろを思い出されるはず。
会場で初めてご覧になって、「木をろくろで???」と
思わず物珍しさから体験を決められた方も少なくなかったようです。
展:挽物
↑こちらがろくろの写真。
回転部分に筒状にまで準備していただいた木材を嵌め、
表面を削っていきます。
上手にできるかな?
展:挽物6
写真は男の子ばかりですが、女の子もたくさん。
ほかの工芸品に比べ、見る間に目の前で形が変わっていくスピード感に興味津津。
形も、上が細いしずく型、上が広がった壺型、真ん中がすぼんだ達磨型、節を作った竹型、
まっすぐでもいろんな厚み…と、職人さんたちにいろんなリクエスト。
「白木のままがきれい」「絵の具で絵を描きたい」「貝を貼りたい」
なんて、いろんな意見も。白木の筒は、とっても創造性を刺激するようです

展:挽物2

写真を撮らせていただいたのは、市内戸出から来てくれた男の子たち。
右から6年生、3年生、2年生、3年生。
ろくろで削った筒を外し、最後は口に紙やすりをあてて磨いたらできあがり
みんな自分で考えた形だそうで、とっても楽しかったのだそう。
今後何にして使うは、聞いた時点では未定だと答えてくれました。
だけど、みんないい表情してますね~
この先この筒はどうなるのかな??楽しみです。
展:挽物3
庄川挽物で作られるのは、当然このような筒状のものだけではなく、
お盆、お椀、棗、盃、いろいろな直径のものがあります。
ろくろに嵌める径のサイズを変えて、いろいろなものを作るんですよ。
珍しいものでは、ワイングラスや○○大会の優勝カップ、
それから挽物に木象嵌や螺鈿を施したものなども。
日頃はもっと高度な作業のできるろくろを使っておられて、
体験教室用に持ち運んでいるのは、なんとお手製(!)の簡易ろくろ。
展:挽物4
8年前に簡易ろくろを作ってから、こうしてとっても珍しい、挽物の出前教室が
できるようになったのだそうです。
↑そのお話を聞いて、記念にパチリ
ちょうど簡易ろくろ作りに携わられた、庄川挽物木地伝統工芸士会長の上田憲一さん(右)と
尾松満男さん(左)のお二人。(木屑お掃除中にすいません…
どこかで木のお椀や器を見たら、「これってもしかして?」と
思い出して下さる方が増えるといいな、と思います