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鋳物体験レポート【試作&14歳の挑戦】
鋳物製作体験
今日は朝から14歳の挑戦の少年たちと一緒に、鋳物体験教室の試作づくり。
違う葉っぱの状態や、前回と違う厚みの型を作ってみようとしています。
実は彼らも私も鋳物は初体験。
(少年たちは「ものづくり・デザイン科」の授業では漆器を習ったそうです)
体験教室担当からすると、「はじめてさん」がこれをどうできるかも知りたいみたい…
よし!せっかくなので、体験教室の中身をレポート!
現在の鋳物体験教室では、葉っぱの代わりに水盤用の型を入れますが
工程は同じですので、その旨置き替えてご覧いただければ幸いです。
さて…まずは、型を準備。
今日のところは、まず型にするための葉っぱを選びます。
あ、左下に第一見本にしたブドウの葉っぱ…
サンプル増殖中
本日の作業
資料館の展示替え【14歳の挑戦】
本日の作業
高岡駅の風鈴
高岡銅器
風鈴いろいろ
本日の作業
風鈴設置作業中
本日の作業
青の作り方。
伝統的工芸品
色彩心理学の実験では、青い色は赤い色よりも、体感温度として3度低く感じるのだとか……
青っていいですね
ちなみにガラスの青い色は、主成分に酸化コバルトや酸化銅を
混ぜることで発色させます。
陶器の色は釉薬で決まりますが、ガラス質なので理屈は同じ。
漆器の場合は透明の漆に顔料(天然だと瑠璃や岩群青ですね)を混ぜます。
布は染料成分を繊維に浸透させます。天然では藍やクサギが青い色。
これらは材料に何がしか発色性分を取り込んでいくものですが
銅器の場合はちょっとユニーク。
塩化アンモニウムの蒸気や液体で表面を軽く腐食させ、
緑青の膜を作ることで青い色を付けます。
一口に青と言っても、いろいろな作り方がありますね。