Before&After【御車山車輪修理】

文化財の修理修復

金属って、こんなに汚れが取れるんですねー!!
金属ド素人のブログ担当は、見学に行くたびにびっくりびっくりの修理工房。
まずは、先日お伝えした、車輪から取り外したなりの金具の写真。
(いきなり裏からですいません
金具の裏側


それに対して、これですよ、これ!
↓洗った後の、この美しさ。
P1040163.jpg
表なんて、新品のような輝きです
P1030997.jpg
ざっくり工程を言いますと…
まず、金具はずす
→苛性ソーダの溶液で煮る(アルカリですから、人で言うと石鹸で洗ってますね)
→水で煮る(つまりはすすぎですよね)
→エアショットで乾かす(水が残ると錆びますからね)
というのがだいたいの流れです。
間の細かいところは、職人さんの企業秘密的な部分もあり、この辺で
(んま、すごく詳しい話はきっと私が理解できないに違いないんですけども
とにかくこんな感じで、経年汚れはすっきりきれいになりました。
金具はこのあと、歪みを整えたり、破損部分を直したり…という工程に入ります。
車輪全体としては、次は車輪本体の解体!
あのまんまるを、バラバラにしちゃう…んだそうです。ドキドキ。
この先またお伝えしていきます!