楮の刈り取り

越中和紙

本日は、五箇山で「こうず蒸し体験」。
(五箇山では、楮(こうぞ)を「こうず」と呼びます)
資料用に必要な写真を撮りたくて、
ここぞとばかりちょっとだけ見学に行ってきました。


本日の集合は、南砺市東中江「たいらマウンテンスクール」に9時。
事務所の仕事をして出かけると、当然作業は始まっていて…
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うわわ、もうそんな、上まで刈っちゃってますかっ
本日は、老若男女20人くらいの方が参加されて、作業の真っ最中。
少し黄色く色づいた楮の枝は、もう7割方刈られてしまった後。
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根元の方を、力を入れて切っていきます。
残った株は、こんな感じ↓
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枝を伸ばしては刈り、を毎年繰り返すので、
去年までに切った枝、今年切った枝、経年の違いが見てとれます。
株には苔が生えていて、随分長生きしている株なんだろうなぁと思えます。
しかしそれ以上に今日の驚き
楮の株の元の方には、苔だけじゃなくって茸も生える…
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↑その名も、楮茸(コウゾタケ)。
エノキタケをちょっと大きくして、茎(?)を短くした感じ。
ちょっぴりナメコっぽいヌメリもあるそうで…
本日の皆さんのお昼ご飯の鍋に入れる、というお話でした。
行ってみないとわからないレア食材
(だからって、どこかの楮畑に無許可でキノコ狩りに行ったりしないでくださいね)
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刈った楮は、約120cmの長さに切って藁縄で結束。
中ほどの、黄色い帽子の方の足元(右側)に浅い箱状のものがあって、この長さが120cm。
あわせてカットすると、同じ長さに揃うという理屈。
長さをそろえることで、蒸し釜を効率的に使えるわけです。
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結束した束を、下の道のトラックへ。
皆さんなかなかの力持ち。楮の枝は割合軽いとはいえ、束はなかなか大変です。
楮原料からできる紙の重量は、元の5%。
ここから、必要な繊維の部分だけを取り出します。
この先作業は、マウンテンスクールへ戻って、蒸す工程へ。
(ブログ担当はここで離脱)
参加者の皆さんには、植物である楮が和紙へと姿を変えていく、
その部分を実感していただける機会になったのではないかな、と思います。
ご興味のある方は来年ぜひ♪