青の作り方。
伝統的工芸品
色彩心理学の実験では、青い色は赤い色よりも、体感温度として3度低く感じるのだとか……
青っていいですね
ちなみにガラスの青い色は、主成分に酸化コバルトや酸化銅を
混ぜることで発色させます。
陶器の色は釉薬で決まりますが、ガラス質なので理屈は同じ。
漆器の場合は透明の漆に顔料(天然だと瑠璃や岩群青ですね)を混ぜます。
布は染料成分を繊維に浸透させます。天然では藍やクサギが青い色。
これらは材料に何がしか発色性分を取り込んでいくものですが
銅器の場合はちょっとユニーク。
塩化アンモニウムの蒸気や液体で表面を軽く腐食させ、
緑青の膜を作ることで青い色を付けます。
一口に青と言っても、いろいろな作り方がありますね。