和紙ってすごい☆

越中和紙

昨日ですが、出展を予定している「東京インターナショナル・
ギフト・ショー2012春」の準備のため、
五箇山の八尾の和紙メーカー4ヶ所を訪問してきました


現在富山県和紙協同組合に加入する和紙生産者さんは全部で4軒。
八尾の桂樹舎さん、
五箇山の五箇山和紙の里さん、五箇山和紙さん、悠久紙さん。
4軒それぞれ特徴があり、得意とされるジャンルがかぶっていないので、
見本市でもそれぞれの強みを活かした展開ができるといいなぁ、なんて思います。
なお、紙漉きはいろんな設備が必要になるので
(原料を蒸したり、紙を乾燥させたり、漉く道具だけではすまないのです
修業後独立開業するには土地も設備投資費も必要になりますから
伝統工芸士さんたちのほとんども、この4軒に所属しておられます。
今回は、こちらの出展に初めてご協力いただくコーディネーターさんと訪問。
単に出展する製品を拝見させていただくというよりは、
製造工程を見学させていただいたり、特徴を伺ったりしてきました。
手作りのものに限らず、「物」というのは、
作り手さん・メーカーさんのこだわりや個性が、魅力の一つとして
にじみ出てくるものなんですよね・・・
出展品は現地(来年2月8日~10日、@ビッグサイト)でのお楽しみ、ですが
興味深いものの写真をひとつ。
CIMG0199.jpg
悠久紙さんで拝見した、大正6年の記載のある「萬覚帳」。
大正6年と言えば、1917年ですから、かれこれ95年前。
現在のご当主・宮本友信さんのおじいさまが、大福帳のように使っておられたものだそうです。
表紙も内側も、当然自家製の和紙。
背景の部分は現在の悠久紙ブランドの楮100%手漉和紙なのですが
まったく色の遜色がありません
なんともお見事なので、写真を撮らせていただきました。
今後準備をしながら、出展情報もお出ししていきます。
ご興味お持ちいただいた方は、こちらの展示場なりギフトショーなり、
ぜひぜひご覧いただけるといいな、と思います