工芸品のお手入れ情報【銅器の花瓶編】

高岡銅器

えぇぇぇ…
よその地域は分かりませんが、高岡近隣のお宅だと
普通に銅器の花瓶が1コや2コはあったりすると思うのです。
重いしなんだか使いづらい気がしてぇぇ~
とおっしゃる方のために、
ちょっとしたお手入れ方法をまとめてみました。(以下、金属担当まとめ)


そもそも、銅器の花瓶の使いづらいイメージを大別すると、
 ①重い
 ②錆びる
 ③手入れがよく分からない
なのかな、と思うのです。
まず①の重いに関しては、最近の花瓶は昔と違って軽いものが多いので
(重い花瓶を想像していると、「えっアルミっ!?」と思うくらい軽いです)
ぜひ新しいものもお手にとって見ていただければと思います。
ただ、古いものの重さはさすがに変えられないのでごめんなさい<(_ _)>
②の錆びるですが、金属は水にはやはり弱いので、
仕上げをした製品であっても、やっぱり拭いていただくのが望ましいです。
水の付きやすい花瓶の場合も同様。
しずくが落ちたり、水をこぼしたりしたら、すぐ拭いていただくと
劣化しづらくなります。
洗った場合も、水が自然に切れるまで待たずに、
柔らかい布で拭きとってください。
③お手入れとしては、まず②の内容が基本ですが、
定期的に油分を補っていただくと良いようです。
床用のワックス(フローリングワックス)などで
表面をコーティングするようになじませて拭いていただくと
美しさが長持ちするとのこと。
(お色の問題もありますので、底面や目立たないところで
 いったんテストしてからお使いください)
なんだかこう見ると…
皮のカバンと同じなんじゃ??
そう思うと、ちょっと身近な気もしてきたような…
なにぶん金属は、とても長持ちするものです。
できるだけきれいに気分良く、長くお使いいただければ幸いです。