越中和紙コーナー【第15回富山県伝統工芸士展終了】

伝統的工芸品

ぼちぼちお知らせ中ですが、今回は越中和紙コーナーのご紹介です。
展:和紙1
和紙コーナーは、楮100%の無地の和紙から、
無地は無地でも繊維を漉き込んだり、しぼの具合を変えたりした
表情の異なる種類の和紙、
無地の染め紙、板染めの紙、ぼかし染めの紙、
用途も様々で、版画用、賞状用、書画用、レターセット等々
いろいろなものが豊富に展示されている人気コーナーです。
写真右側に和紙すきの実演・体験コーナーがあり、その奥にも和紙が展示されていました。


展:和紙3
体験内容は2種類あって、手漉き和紙づくりの体験と、
色紙大の切絵の体験ができます。
和紙漉きは水の中で行うので、できあがった和紙は当然濡れているわけなのですが
機材をつかってしっかり伸ばし、ちゃんと乾燥させたものをお持ち帰りいただけます。
葉っぱなどを漉き込んで、ちょっぴり厚めの白い和紙の出来上がり。
ランチョンマットなどにも使えるでしょうか。
自宅でできる簡易キット(新聞紙や牛乳パックで作る和紙とか)などもありますが
やっぱり家では小さなものしか漉けないので
本格的な雰囲気の味わえるこちらのコーナーは、例年大人気なのです。
展:和紙2
こちらの写真は、切り絵コーナー。
刃物を使うこともあって、どちらかというと大人向け。
理屈はだいたい頭では分かっているし、何より紙だし、という気軽さ感がありますが
いざ挑戦しはじめると、みなさんとっても真剣な表情。
切り絵コーナーの真ん中には、下からライトが当てられるようになっており、
ときどき透かして切ったりして、細かな作業をしてらっしゃいました。
ほとんどの方はコーナー提供のサンプルデザインを、
ご自分の好きな和紙を選んで作ってみられることが多いのですが
中には作りたいデザインを下書きして持っておいでになり、
職人さんのアドバイスを受けながら、熱心に作って行かれる方もありました。
なにぶん刃物があるのと、手漉きコーナーも混み混みだったので
実は和紙コーナーのお客様ご紹介写真が撮れず…
すみませんです。。
なんとかざっくりは伝わるかと思いますが、詳細はぜひ次の機会にのぞきにいらしてください!