漆が育ってきています

本日の作業

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草刈りしながら見つけたのですが、傷がついたのか、
あるいは前回ここらから出ていた枝をはらったのか、
樹液を出したあとのある若木を発見しました。
切り口から液状のものが垂れていた様子が残っています。


漆の液って甘いんですよ~と、うちの漆スタッフと、
今日お手伝いに来てくださっていた、富山大学芸術文化学部大学院生のお嬢さんたち。
「かぶれないの??」と聞くと、どうも大丈夫だそう。
漆掻き(漆液の樹液を取ることを漆掻きといいます)をする際も
漆掻き職人さんは、樹液をなめて液の良しあしを見られるのだとか。
どうも、幹に傷を付けて出てくる最初の液が甘いんだそうです。
それから、新芽を天ぷらにしたりもするそうなのですが
灰汁がなく、ほんのり甘いのだそうで…
うーん、それは鹿も食べにきますね
そんなお嬢さんたちに、漆木の高さの目安として
写真に入っていただきました。
現在の漆の丈
160cm前後とのことですから、漆木の大きなものは現在約180cm。
一か月前より20cmほど伸び、すくすく育ってきています。