鋳物体験レポート6【試作&14歳の挑戦】

鋳物製作体験

型はずし
そろそろいいよーと言われたところで、型から外します。
上の型をもって砂入れの上で、力を入れて砂を押し出します。ぎゅう。
けっこう固い
えぇぇぇ、ほんとに小学生さんたちも、これやってるの???
と、甘えに入ろうとするブログ担当。ひ弱くてすいません
おまけに、軍手をしててもちょっぴりまだ熱いのです。


えいっと押すうちに、はずれました!
ある程度軍手をはめたまま手で砂を払い落し、その後はブラシで。
砂払い
取り出したままの状態では、湯道とパイプ穴の中に残っていた部分、
そしてついさっきまでターミ○ーターだった型表面に載っていた部分が
ぜーんぶ繋がっています。
取り出し
砂を払って、切り落とし。
切り落とし
↑糸ノコの強いののような機械で、湯道を切り離します。
これも危険なので、普段もスタッフがやりますよ。
切り落としたあと
待っている間にふと目をそらすと、切り離した湯道の山!!
これはまた溶かして使っています。
ブラシがけ
湯道を切り落としたら仕上げに入ります。
金ブラシをかけ、ヤスリでエッジのバリを取り、紙ヤスリをかけて、
仕上げ
最後はスプーン?
金属に光沢を出すには、金属で磨くんですって。
スプーンで表面をゴシゴシすると、高い部分(この型だと葉脈)が
ツヤツヤ光ってきます。
そして…できた
できた♪
葉っぱ型の錫鋳物♪ 錫は柔らかいので、女性の手でも
(砂型を押しづらかった私の力でも)たやすく曲がります。
薄さチェック、葉脈チェック、葉の形チェック、初心者チェック、
そちらもいろいろ完了。
中学生くんたちも楽しんでくれたようで、なかなか充実した試作になりました
現在の体験教室は基本型の水盤製作ですが、気負うほど熱くもなく
待ち時間もない工程ですので、
ぜひぜひ鋳物体験にいらしていただけたらと思います。
(ご予約は1週間前までに、できれば4名様以上でお願いいたします。)